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 Kol Nidrei の演奏を終えたアルゲリッチが、未だ曲中にあるマイスキーを慈愛に満ちた表情で見つめるシーン

 You Tube で聴いたが、写真(順不同)は Kol Nidrei のPC映像を Print Screen : 自身の認知症対策的備忘録として・・・

無観客・無聴衆で実施された秀逸な演奏会の会場は Görlitz(旧東ドイツ南部、チェコとポーランドの国境至近の街)の Synagoge で、美しい天井の高い素晴らしい(キリスト像など、彫像が皆無の)ユダヤ教の礼拝堂とみた。

Max Bruch: Kol Nidrei を始めて聴いたのは、[Martha Argerich & Mischa Maisky LIVE aus der Synagoge Görlitz 13.10.2020]の4曲目だった。

 演奏会の前半は、J.S.Bach がお二人のソロで、後半の1曲目も馴染みの Beethoven で、各々息が合った(・精神性が合った)秀逸な演奏で、かつ、無観客であるがゆえに、長い残響を体感し得る稀有な体験を、冒頭のチェロの響きから体感し続けた。単に聴くのではなく、体に(・体細胞に)染み入るがごとくの体験でした。

感極まったのは、後半の2曲目・最終曲は、素人愛好家の小生にとっては初体験となったブルッフの コル・ニドライでした。オリジナルは、チェロ協奏曲形式の約10分のオーケストラ曲とも知った次第でした。

Bruch: Kol Nidrei ∙ hr-Sinfonieorchester ∙ Mischa Maisky ∙ Paavo Järvi

ミッシャ・マイスキーがユダヤ人の家系に生まれ育ったことも始めて知りました。(経歴を読むと、凄まじい人生で、結果、恵まれて今に至っている。アルゲリッチとの出会い、その後の共演・秀演は、別府でも・・・)

ユダヤ人で、今フト思い出したのが、グスタフ・マーラー、レナード・バーンスタイン、ダニエル・バレンボイム・・・。

Kol Nidrei : ヘブライ語で「神の日」という意味 ~ なるほど、ピアノ伴奏版の Martha Argerich & Mischa Maisky LIVE での Kol Nidrei を聴いて感極まったのは致し方ないか・・・。(2021/1/4早暁)

 ピアノ楽譜をめくる役の彼は黒いマスク : コロナ対策を象徴するシーン

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