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《ドン・パスクワーレ》 メトロポリタン・オペラ 2010

指揮: ジェイムズ・レヴァイン    
ノリーナ: アンナ・ネトレプコ
エルネスト: マシュー・ポレンザーニ
マラテスタ: マリウシュ・クヴィエチェン
ドン・パスクワ―レ: ジョン・デル・カルロ
演出: オットー・シェンク

上映時間:3時間2分(休憩1回)

MET上演日:2010年11月13日
 

ドニゼッティ晩年の喜劇を、J.デル・カルロ、A.ネトレプコら、声良し芝居良しの名歌手たちが愉快に歌い上げる。J.レヴァイン指揮、O.シェンク演出の万全な舞台で味わう人間賛歌

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クヴィエチェン演じるマラテスタの策に乗り、若い恋人たちは金持ちの叔父に結婚を認めさせようと大芝居。ネトレプコの生き生きとした魅力が炸裂する抱腹絶倒のラブコメディ約70作品のオペラを書いたイタリアの作曲家ドニゼッティが最晩年に作った喜劇。未亡人ノリーナと結婚したいエルネストだが叔父のドン・パスクワーレに反対される。そこで、パスクワーレのもとに素性を偽ったノリーナが嫁ぎ、大暴れ…。イタリア伝統の“仮面喜劇”の物語で、笑いの中に美しいアリアが現われ、感動を呼ぶ。ノリーナ役のアンナ・ネトレプコ、パスクワーレ役のデル・カルロともはまり役で、存分に楽しませてくれる。

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所はローマ。大金持ちの老人ドン・パスクワーレは花嫁募集中。友人の医者マラテスタが美人の妹を紹介してくれるという話に上機嫌だ。一方、甥のエルネストは財産を譲り受けて愛するノリーナと結婚しようとしていることを反対され、逆にパスクワーレが、マラテスタの妹がノリーナとは知らずに結婚しようとしていると聞いて仰天、悲嘆にくれる。そのことをエルネストからの手紙で知ったノリーナは兄と相談。彼は妹を淑女に仕立てて偽の結婚をさせ、パスクワーレを我がまま放題振り回して結婚をメチャクチャにする計画を開始する!パスクワーレのもとに現れるノリーナを見て慌てるエルネストだが、老人をあの手この手で困らせるノリーナの芝居を見て状況を飲み込み、事はエスカレート。さあ、結末やいかに?
「ランメルモールのルチア」の悲劇とは正反対、同じ作曲家が最晩年に残したイタリア・オペラ・ブッファ(喜劇オペラ)の傑作だ。愉快な音楽にのせて、選り抜きの歌手たちが軽快な技巧で声を転がしていく。

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以上の、自学資料は、[cinematoday][wowow][shochiku]を参照しました。


トロポリタン歌劇を放映するがゆえに WOWOW 契約をしています。​​

 

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